展示エリア「ろ過」

ろ過池の主な機能は、沈殿後に完全に除去されていない微粒子（びりゅうし）を細砂（サイサ）ろ過法で再度浄化することです。完成後、ろ過井から第二ポンプ井また浄水タンクにきれいな水を分配します。

各ろ過池には、給水を調整するためのフィルターウェルが装備され、ろ過池の両側には、ろ過用の細かい砂を保管するための砂置き場および砂洗浄場もあります。十字型のトンネル状の舗装レンガを使用して斜面を形成し、その上に細かい砂を敷き、中央に長方形の溝を残して、レンガと砂でろ過した澄んだ水を集めます。収集には4〜7日間が必要で、時間がかかります。そのため、緩速ろ過池と呼ばれ、水質が良く、急速ろ過池の水よりも人体飲用に適しています。

高速フィルターは、無煙炭、フィルターサンド、砂利などを粒子サイズに応じて層状に構成したフィルターベッドです。フィルター層を一定時間使用すると、不純物が蓄積（ちくせき）し、ろ過効果が低下します。いわゆる「逆洗砂ろ過」作業を行う必要があります。フィルター層の不純物を除去するために、強い水圧を使用してフィルターの底からフィルター材を上向きに洗い流し、優れたフィルタリング効果を確保します。